札幌証券取引所の二〇〇八年三月期決算が、三期連続の黒字を計上する見通しとなったことが二十五日、分かった。新興企業向け市場アンビシャスは不振だったものの、会員証券会社が過去最高の二十七社に増えたことによる会費収入と上場手数料収入が順調で、純損益に相当する剰余金は当初予算の三百五十万円を上回る五百万円前後を確保する見込みだ。
札証は東証などと重複上場する企業が相次ぎ上場廃止したため、〇五年三月期まで四期連続して赤字を計上していたが、〇五年四月に会費を二・六倍に引き上げたことに加え、アンビシャス上場企業の増加により収益構造が安定したことで、黒字軌道に乗ったようだ。
〇七年は新興企業の成長性への懸念から個人投資家離れを招き、売買代金は前年比77・2%減、出来高も同44・8%減と逆風にさらされた。あおりを受け、前期に七社あった新規上場は三社にとどまった。
一方、会員企業は二十七社にまで増え、会費収入が増加。新規上場手数料は前年に比べ減少したものの、上場企業の増資に伴う手数料がそれを補い、上場手数料全体は前年度並みを維持した。収入は前期から約10%減少し、一億八千万円台の見込み。
上場審査と自己規制部門を増強するために職員を三人増やしたことで人件費が増加し、剰余金は前年の千四百万円から減少したものの、五百万円前後の黒字を計上する見通しだ。
(北海道新聞より引用)
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