9回完投で被安打6、3失点-。並みの先発投手なら合格点だが、絶対的エースのダルビッシュとなると、内容が強く問われる。「序盤につけられた3点差は今の打線には重すぎた」。梨田監督のダルビッシュへの評価は、もうひとつだった。 調子は悪くなかった。しかし、波に乗り切れない。二回二死二、三塁で赤松にカウント1-1から力勝負に出て、内角高めの148キロの投球を打ち返された。伸びを欠いた当たりだったが、左翼線にぽとりと落ち、2点の先制を許した。 さらに三回は、安打と自身の暴投で二死三塁。ここで栗原をスライダーで泳がせたものの、三塁へ飛んだ打球は大きく弾み、内野安打で3点目。広島のルイスも防御率2点台前半という好投手同士の対決では、あまりに痛い失点となり、札幌ドームで昨年6月16日以来の黒星を喫した。 広島には3年前、プロ初先発で初勝利。成長を確かめたいと再戦を待ち望んでいた。まだ好調とはいえない今季だが、捕手の鶴岡は「調子が上がってきただけに悔しかったのでは」と胸中を察した。 九回に打球が腰を直撃するアクシデントもあった。吉井投手コーチは「次の登板はまだ決めていない」と慎重な姿勢。しかし、本人は「大丈夫。状態は完ぺきに普通に戻った」と、周囲の不安を打ち消した。(木津谷学)
北海道新聞より引用
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